猫のように生きたい‼

脱公務員したオッサンの、FXとかロードバイクとかの備忘録。

今の日本を支えているもの


神風特攻隊への鎮魂歌 中村あゆみ/ひまわり

昨日は、
75回目の
終戦記念日でした。

今年は、
コロナウィルスの影響もあり
いつもとは
違う終戦記念日でした。

父方の祖父・祖母の家は、
両家とも、
明治時代から続いた
「海軍さん」の家でした。

先の大戦で、
祖父自身や祖父の兄弟、
祖母の兄弟が、

海軍軍人として、
戦地に向かいました。

そして、
生きて終戦を迎えたのは、
ワタシの祖父ただ一人だけでした。

ワタシの知っている祖父は、
いつも笑顔で、
部屋で仏像を彫っている姿。

理由を聞くと、
「心が休まるとよ(九州男児でした)。」
とのことでした。

遊びに行くたびに
仏像は増えていき、
置き場所に苦労する有様でした。

祖父は亡くなる間際に、
「じいちゃんは、靖國におるけんね。」
と言い残し、そのまま天国に逝きました。

亡くなった後、
祖母から聞いたのは、
先に逝った仲間の数だけ
仏像を彫り続けた、ということ。

祖父の戦後は、
戦死した仲間たちの
供養を続けた戦後でした。

また、
祖母の姉は、
戦死した
恋人を思い続け、
生涯、独身を通しました。

祖母は、
祖父の生死がわからない中で、
娘(ワタシの父の姉)を病気で亡くし、

悲しみに暮れる間もなく、
空襲警報に怯え続け、
8月15日を迎えたそうです。

そして、
一人で見上げた、
8月15日の夜空を忘れない、
と話してくれました。

あんなに美しく、
あんなに悲しい夜空はない。
そう話してくれました。

終戦から75年。
今の日本を支えているものは何か。

憲法9条でもなく(これは日本の足を引っ張っている)、
世界有数の経済力でもない。

先の大戦で亡くなった、
多くの命が、
今の日本を支えている。

ワタシはそう思います。

今の日本を見て、
英霊や犠牲者たちは
どう思うのでしょうか・・・。

感謝を忘れず、
この「生かされた命」を
しっかり生きていきたいものですね。