次男が言うのです、真顔で。
「父さん、
受験勉強のやる気が出ないんだけど、
どうしようか?」ハアッ!?
もう私立高校の受験は始まってるし、
本命の推薦入試まであと2週間なんだけど・・・。
この「やる気」とは、
いったいどこから湧いてくるものなんだろう?
仕事や勉強を始めようと思っても、
実際に取り掛かるまでにすごい時間が経ってたよ(自己嫌悪)。
でも、
いざ始めたらスイッチが入ってしまい、
あっという間に時間が過ぎていた・・・。
こんな経験した方、多いと思います。
樺沢紫苑先生の「行動最適化大全」によると、
「やる気は存在しない」
とあります・・・。
笑顔に例えると、
最近の脳科学研究では、
〇 「楽しいから笑顔になる」のではなく、
〇 「笑顔」という「筋肉の収縮」が先で、
〇 「楽しい」という「感情」はあとからついてくる
ことが分かってます。
つまり、
「行動が先で感情はあとからついてくる」
ということです。
やる気もこれと同じで、
やる気が出ないから仕事ができないのではなく、
とりあえず仕事を始めてみて「オッ、なんか調子出てきたぞ」と感じることで、私たちは「やる気が出てきた」と認識するのだそう。
やる気が出るのを待っていては、
いつまでもやる気は出てこない
ということです。
では、次男のように
「やる気が出ないと始められない」人は
どうすべきか。
答えは
「やる気が出ないときはとりあえず始めてみる」
というのが脳科学的に正しい方法なんだそうです。
なんか矛盾してる気しかしませんが・・・。
でも、作業を始めて続けてるうちに
なんだか楽しくなってきた!やる気出てきた!
ということがありますよね。
これを「作業興奮」といい、
脳内の「側坐核」の興奮状態がやる気を引き出すそうです。
そして、
やる気を出す効果的な方法として、
「始めるためのルーティン」を作っておくことが大切、
とあります。
受験生であれば、
「最初に必ず英単語を覚える」とか
「簡単な問題を解く」とか、
やる気のあるなしに関係なく
「始めるためのルーティン」を
儀式のように毎日繰り返すわけですね。
始めるためのルーティンを脳に刻み込むことで、
やる気の有無に関係なく仕事や勉強がスタートできる、ということです。
さっそく次男に伝えたところ、
「今日からそうする」とのことでした、メデタシ。
【まとめ】
〇 やる気は存在しない
〇 やる気が出ないときはとりあえず始めてみる
〇 始めるためのルーティンを作っておく