何気にネットを見ていたら、
面白い記事を見つけたのです。
デイリー新潮
「個人の能力を重視しない米軍」
元特殊部隊員が語る自衛隊の組織系統とマネジメント術
ざっくりいうと、
元海自特殊部隊員である伊藤祐靖さんの著書『邦人奪還~自衛隊特殊部隊が動くとき』は、北朝鮮にいる拉致被害者を海自の特別警備隊(特殊部隊)が救出するというストーリーで、リアルな描写が話題だそうです。
また、組織系統のリアルさも著者自身が身を置いていたからこその描写とのことで、特別警備隊小隊長時代に作り上げたマネジメント技術について、元日本マイクロソフト社長でHONZ代表の成毛眞さんと東工大教授(メディア論)の柳瀬博一さんが伊藤さんに話を聞いてみました。
という内容です。
・・・ひょっとして、
ブックレビューって、かなり難しいっぽい?
さて、陸自にも海自にも
特殊部隊があるそうです。
令和の忍者といったところでしょうか。
興味のある方は、
ぜひ記事を見て欲しいところですが、
印象に残った内容として、
というものがありました。
これは、
○ 命令系統がはっきりしている海自
○ 現場判断の任務分析をする陸自
ということだそうです。
逐一報告を求め、自分で判断して指揮する海自。
現場に裁量を持たせ、現場が判断する陸自。
同じ自衛隊でも、
こんなに差があるそうです。
海自=艦内の乗員は一蓮托生、艦長が頭で乗組員は手足。
陸自=実際の戦闘は個々の戦い、現場で判断し行動する。
海自は「指示待ち人間」、陸自は「現場で判断する人間」。
どっちが正解とは言えません。
海の上と丘の上では世界が違うから。
記事を読むうちに感じたのは
「今の部署の環境は海自だな・・・。」
ということ。
お役所生活21年、半分は現場でした。
「事件は現場で起きてるんだ!」
って、踊る大捜査線の名台詞そのままの世界。
現場で指揮を取るワタシ的には
裁量で物事を片付けないと追いつかない、
そんな世界で11年。
一方、今の部署は
「事件は会議室で起きてるのよ!」
って、真矢みき(ミキ?)のセリフがピッタリ。
ワタシに裁量はありません。
何をするにもお伺い。
「何かあったらどうすんだ?」こればっかり。
春に異動があれば、
雰囲気も変わるのでしょうが、
陸自カルチャーの速やかな導入が
必要なのでは、
そんなことを思ったお正月でした。
ヤフーニュースにあります。
一読の価値ありです。