猫のように生きたい‼

脱公務員したオッサンの、FXとかロードバイクとかの備忘録。

艦これイベントの熱気冷めやらぬ呉の街へ

今年も大和ミュージアム参りに行きました。例年ですとVストちゃんにカメラを積み込んで行くのですが、今回は体調と相談の上、ミライースちゃんで出撃です(妻から「県外に一人旅するときは車で行け、特に都市部」と通告を受けましたので・・・)。

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漣サマから「マア、キヲツケテイケヤ」とお見送りを受け、0800出発、1030呉到着。

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呉の街は、週末大賑わいでした。

18日(土)は呉海自カレーフェスタ、19日(日)は「呉鎮守府開庁130周年記念行事」ということで「艦これ」のイベントがありまして、全国から提督(プレイヤー)が押し寄せていておりました。今日の大和ミュージアム周辺も、明らかに提督な人たちが艦娘Tシャツやら「鎮守府魂」と書かれた真っ赤な法被を着て、呉観光を楽しんでおりました・・・。ワタシも提督歴4年ですが、この種のイベントに参加する勇気(元気も)はありません(笑)。

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ミュージアム前に艦娘「戦艦大和」と「駆逐艦雪風」の広告が出ておりました。身に着けているものが、それぞれの艦の艤装だと分かりますか?

 

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今年の主たる目的その1「企画展を見る」。今年は「海底に眠る軍艦」ということで、大和の妹に当たる「戦艦武蔵」を中心に太平洋戦争と、戦いで戦没した軍艦がテーマです。

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展示室内は、パネル展示、資料展示、そして映像に分かれてました。

真珠湾奇襲に始まった太平洋戦争は、果てしなく物資と人命を飲み込み続け、昭和20年9月2日の降伏文書調印で幕を閉じました。

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この地図は「艦船喪失一覧図」といって、太平洋戦争中に戦没した日本海軍・連合国海軍双方の艦船戦没個所を示したものです。いろいろ小さく書かれてあるもの一つひとつが、戦没した軍艦を示しています。分かりますか、この数。徴用された民間の輸送船等を含めれば、この地図は艦船の名前で埋め尽くされることでしょう。太平洋には、これだけの数の「海の墓標」があります。

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そして、これだけの海戦を日米両海軍は行いました。現代海戦の主役といえる「航空母艦」を最初に建造し、「空母機動部隊」を編成したのは日本海軍が最初。大戦中、まともに空母を運用していたのは日・米・英の「世界3大海軍」のみ。そして、空母機動部隊同士の「ガチ対決」を繰り広げたのは、日米両海軍のみです。

しかし、栄華を誇った日本海軍空母機動部隊の最後は「翼なき空母の囮部隊」。載せる航空機がない空母はただの的でしかありません。そうして壊滅していきました・・・。

 

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日本海軍の象徴ともいえる大和の最後も、轟沈必至の勝算のない戦いでした・・・。

 

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ポール・アレン財団によって、ミッドウェー沖で船体が発見された「赤城」も呉の生まれです。真っ赤な尾翼の航空機は赤城航空隊の淵田隊長の乗機です。

サンキュー、ポール。

 

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そして、今回の最大の目的、それは「呉艦船めぐり」。

呉は昔も今も、日本最大の軍港。今回は特に海自最大の空母、もとい護衛艦の「かが」をみること。

呉に到着した時点で、最終便の午後3時しか席が空いていない、という盛況ぶり。大半が提督勢でしたが。

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現在、JMUのドックでは日本最大級のタンカーが建造中。このサイズが日本が建造でき、かつ運用できる最大級の大きさだそうです。石油満載時には、赤い部分がすべて海中に。海上交通の難所、マラッカ海峡を通過できるギリギリのサイズだそうです。圧巻の一言。

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DE234「とね姉さん」こと護衛艦「とね」とLST4002輸送艦「しもきた」。

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AST4203訓練支援艦「てんりゅう」。

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DD106護衛艦さみだれ」。かがと共に第4護衛隊を編成しています。むらさめ型は美人揃いです。

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そして、真打ち登場。DDH184護衛艦「かが」。デカい。デカいけど、この子もなかなかの美人さんです。先週まで、台風19号に係る災害派遣任務を終え帰還したばかり。お疲れさまでした。

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手前に停泊中のTV3518練習艦「せとゆき」と比べてもこのサイズ。先代の空母「加賀」とほぼ同サイズということで、あんなデカい空母を何隻も運用していたのか日本海軍は・・・しばし、あっけにとられてしまいました。

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そして、呉といえば「潜水艦」。海自の潜水艦は通常動力型(原子力でない)の潜水艦では世界トップクラスの性能を誇っています。存在自体が軍事機密の塊。それをこんな近くで見れるとは・・・しばし感激。

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大型クレーンがまるで雑木林のように乱立していますね。やはり呉は「造船の街」。大和建造で培われた技術は、時を経た今も、こうして受け継がれ「技術大国日本」の屋台骨を支えているのです。

 

あ~面白かった。いい療養になりました。そして分かったこと。「例え同好の士が一緒としても、ワタシに集団行動は無理」ということ。おひとり様が楽だ、ということです。特に趣味関係は。