今日も日経平均は上昇の一日でした。
そもそも上昇の発端は、「菅総理の次期総裁選不出馬」。
自民党総裁選は17日告示・29日投開票で、
岸田文雄、高市早苗そして河野太郎の3氏が立候補の予定。
今回の自民党総裁選で、ワタシが注目してるのは
「金融所得課税の強化」について。
高市氏が「金融所得税率を20%から30%にしちゃうわよ~」
という、鬼畜発言ばかりクローズアップされてますが、
そもそも、3氏が金融職課税についてどんな考えの持ち主なのか、
良く分かってないのがホントのところ・・・。
そんな中、
さす両学長。なんとタイムリーな動画。
今日は「金融所得税率アップを乗り切る方法」についてのアウトプットです。
金融所得課税強化の背景って?
株式投資等の配当金や売却益の税率は現在約20%。
これを将来的に引き上げていこう、というのが「金融所得課税の強化」。
これの背景にあるのが「格差の拡大」。
労働所得の最大税率が最大45%なのに対して、金融所得の税率は20%。
金融資産を多く持つ富裕層ほど資産に対する税金の割合が小さい、というのが格差の拡大につながっている、というものですね。
海外では「税金=コスト」であり「節税は権利」というのが一般的です。
トランプさんが「ワイが連邦所得税を払ってないのは、ワイが賢いからやで」ということをクリントン夫人に言い放ったのは、有名なお話。
この格差の拡大、先進国ならどこにでもある問題であり、「富裕層への課税」は、避けて通ることのできない社会問題というのが実情です。
総裁選候補者はなんて言ってるの?
今回立候補した3氏は、富裕層課税強化に関してどんな考えなんでしょうか?
① 岸田氏~増税派
〇 「見直しに取り組む」とのことですが、
〇 大和総研いわく「富裕層課税強化に見せか けた大衆増税なのかも」。
② 高市氏~張本人
〇 インフレ率2%達成までは難しいかも
〇 増税策は10年~20年を考えてのこと
〇 「貯蓄から投資へ」の教育は必要
とまあ、みんな増税には積極的なご様子です・・・。
課税が強化されたらどうなるのか
一言で言えば「どんな形であれ不利になる」。まあ、そうだよね・・・。
両学長いわく「でも、みんな株は買うでしょうね。だって、株より成長性の高い資産はないから」。ごもっともです、ハイ。
では、どう対応していくべきか。乗り切る方法は4つ
1 非課税制度の積極的な活用
〇 ①NISA②つみたてNISA③iDeCo の活用。
〇 公的年金と組み合わせることで、老後の生活は成立できる。
2 日本株の配当控除の活用
〇 総合課税を選択して配当控除を受ける
〇 配当所得330万以下なら、税率は20%→5%へ
〇 330万の配当~ざっくり1億の金融資産が必要
3 永遠の含み益にする
〇 利確すると税金が発生する、つまり「含み益のままなら税金は発生しない」とい
うエターナルプラン
〇 分配金を出さない投資信託のみを買う
〇 総資産に占める税金の割合を減らすのがポイント
4 マイクロ法人の活用
〇 法人の活用~最後の逃げ道
〇 個人または法人、税率が安いほうに資産を持たせる
〇 税金と逃げ道は「イタチごっこ」の世界、ヤケにならない
・・・・・
何事も勉強あるのみですね。反省・・・。
総裁選の告示まであと3日。3氏の発言に要注目です。
日本の未来に直結することですしね(怪しげな野党4党+怪しげな市民団体とは根本が違います)。