金曜日の出張帰り、
部下から「早期退職するってホントですか?」
と聞かれました・・・。
「エントリーしたよ~うまくいけば来春でサヨナラだね~」
とだけ答えておきました・・・。
部下「春からフリーターって、大丈夫ですか?」
ワシ「フリーターでなく、フリーランスな。」
部下「一緒ですよ」
ワシ「・・・」
どうも違いを理解していなさそうなので(無理もない話)、
なにかいいネタ元ないかしら、とYouTubeを見ると、
いつもお世話になってます、両学長サン。
こんな動画がありましたので、
明日、部下に話をするつもりで、ちょっとまとめてみました。
1 フリーターとは
〇 会社や社会に縛られない「フリー」な「アルバイター」で「フリーター」
〇 総務省「労働力調査」では、パート・アルバイト希望者のうち「15~34
歳」の人(学生含まず)を指す
〇 バブル期に多かったのが「望んでフリーターになった人」→自業自得
〇 バブル崩壊で「そうせざるを得なかった人(就職氷河期)」→社会問題
2 フリーランスとは
〇 企業・団体との雇用関係が存在していない
〇 自ら単発の仕事を請け負う
〇 俗にいう「個人事業主」
〇 アメリカでは労働人口の35%がフリーランス(日本では24%)
3 フリーターとフリーランスの共通点5つ
(1) 労働時間が比較的自由
・ 正社員と違って融通がきく
(2) 仕事の内容が選べる
・ 働く側が仕事内容を見て選べる
・ 正社員であれば、配属・内容・異動すべてが会社の都合
・ 理不尽だらけで「上司ガチャ」なんてことも(自分はこれにやられた)
(3) 収入は不安定
・ 正社員なら毎月一定額(増減はあれども)
・ フリーなら、シフト減、打ち切り、客の都合で支払いがないことも
(4) 社会保障が弱い
・ 正社員なら、健康保険、厚生年金、労働保険などいろいろと手厚い
・ フリーなら、国民健康保険は全額自己負担。不要制度無し、傷病手当無し、出
産手当金無し、年金少なめ、失業給付受けられないなど「ないないづくし」
(5) 社会的信用が低い
・ お金が借りられない
・ 結婚できない(これは人による)
・ 正規雇用がむずかしい(フリーは職歴にカウントされない)
4 フリーターとフリーランスの違い5つ
(1) 専門性の有無
・ フリーターに専門性はない(マニュアル、マックジョブ)
・ フリーランスは「スペシャリスト」「クリエイター」
(2) 契約形態
・ フリーターは「雇用契約」
・ フリーランスは「委任契約」「請負契約」
(3) リスク分散(収入源の数と種類を増やす)
・ フリーターはリスク分散がむずかしい(バイトの掛け持ちも限度がある)
・ フリーランスはリスク分散しやすい(種類や取引先は多種多様)
(4) 能力開発のチャンス
・ フリーターは少ない(伸びしろが少ない)
・ フリーランスは多い(ただし自分次第)
(5) 節税の幅
・ フリーターは「給与所得」~余地はほとんどない
・ フリーランスは「事業所得」~知識と工夫で節税し放題
5 フリーランスはフリーターと同じ道はたどらない
(1) 今はSNSがある
フェイスブックやインスタグラムといったSNSが、「自分専用営業マン}になっ
て、低コストで営業をやってくれる。
(2) 資産運用の環境が整っている
個人がネット証券を使い、資産運用ができる。
つまり、充実した今と未来に備えることは十分に両立が可能
(3) 社会構造の変化
・ 「年功序列型雇用」から「ジョブ型雇用」の時代へ
・ フリーランスを保護する各種法律の整備
・ マッチングサービスの活用
・ ビジネスモデルの短命化と人間の長寿化
長い人生において、何度もキャリアを変えることが「普通」になりつつある
そして、
「デメリットはしっかり対策を打つ」
「フリーターにない強みを生かす」
「甘い考えを捨て、ヌルい戦い方をしない」
さすが両学長。しびれます。
そして、最後に
「こういうフリーランスは安泰」ということで、
〇 社会保障の薄さをカバーする知識がある
〇 専門性がある
〇 法律知識があり、自分の守り方を知っている
〇 リスク管理に長けている
〇 新たな収益に結び付くスキルを伸ばし続けている
〇 税金の知識があり無駄な税金を払ってない
〇 SNSを有効活用できている
〇 資産運用の知識がある
という締めで、動画は終了しました・・・。
実のところ、ワタシ自身もよくわかってませんでした。
さっそく明日にでも部下に話をしてみようと思います!