今週に入り、
クレディ・スイスの経営不安が伝えられました。
この影響か、
円高に若干の加速がついた一週間となりました。
画像は米ドル円の動きです。
なんか、お手本のような動きですねえ。
収束と拡散がくっきり。
ユーロドルも
ユーロ安・ドル高となり、
スイスフランのとばっちりを受けた感じですね。
今回、クレディ・スイスが経営不安に陥った理由は
「相次ぐ不祥事」と「甘い内部統制」。
〇 麻薬組織のマネロン
〇 汚職への関与
〇 スパイ・スキャンダル 等々。
結果、顧客離れを招き経営不安へ、という流れ。
米国で相次いだ銀行の破綻もあわせて
「リーマンショック再び」なんていう人も。
でも個人的には、2015年の「スイスフランショック」の方が強印象。
スイス国立銀行の「1ユーロ=1.20スイスフランの上限、あれ辞めるわ」の一言で、
スイスフランの買い注文が殺到し、
FX業界が軒並み焦土と化しました・・・。
日ごろテクニカルばかりに目を向けていたことに気づかされました。
ファンダメンタルズも含めて広い視野で俯瞰してないと、
状況によってはえらい目に遭いますね、ホント。
よい教訓を得られた一週間でした。