我が家では、
高3の長男が目下就活中。
しっかりと考えて、
勉強して、行動して、
満足いく結果が得られることを願ってマス。
ということで今日は、
就活生に送る、公務員の「良い点3つ」「ダメな点3つ」
というお話です。
面倒なんでサクッといきます。
【公務員の良い点3つ】
1 安定性・信用性はバツグン
〇 余程のことがない限り、クビにはならないのは本当の話。
ただし、「簡単にクビを切れない」のは民間企業も一緒。
〇 信用性は本当にバツグン。
ローン審査も一発。公務員の持ち家率の高さも「信用性の高さ」の証。
〇 不況に強いのも本当の話。
民間企業のように「倒産」「給料未払い」が発生しないだけで、税収減になれ
ば、当然給料は減ります。
2 福利厚生は充実している
〇 公務員は「民間の手本となるべき」存在
残業抑制とか言いつつ、公務員が残業しまくりでは話にならないですよね。
〇 有給休暇は取りやすい
有休取得率は数字で出ます。
取得率の悪い部署は、偉い人がさらに上の人から召喚され、お叱りを受けます。
だから、有休消化も仕事の一つ?になります。
〇 なにより「共済制度」がある
単純に言えば「相互扶助=みんなで助け合う」のが共済制度の趣旨。
生命保険・自動車保険・医療保険など、日本全国に存在する公務員の数を考える
と、共済保険自体が巨大なコンテンツみたいなもの。
民間保険と比較すると相当割安に入れます(ただし、ネット保険には勝てない)。
3 出産・育児制度の充実(前記2とも関連)
〇 細かい点は組織ごとで異なりますが、非常に充実してます。
以前、部下が妊娠した際は課全体で「妊娠したアイツを全力でフォローしろ」祭
りになりましたね・・・。
〇 出産後の職場復帰も、いきなりではなく「復帰訓練」からじっくりやります。
〇 ここ数年は「父親の育児休業制度」を活用する者も増えました。
【公務員のダメな点3つ】
1 いろんな部署をたらい回しになる
〇 これは公務員が「スペシャリスト」でなく「ゼネラリスト」を目指すから。
〇 いろんな部署を経験させることで、様々な知識と経験値を習得させる意図がある
のだけれど、「器用貧乏」を作り出す源にもなってます。
〇 つまり「積み上げたキャリアを数年ごとに更地にされる」わけです。
2 良くも悪くも「人間関係」が濃厚
〇 おそらく「FACE to FACE」が最後まで残るのが公務員の仕事。
〇 民間なら蹴れる仕事や客を、公務員は仕事の性格上蹴ることができません。
窓口業務や生活保護担当が高確率でメンタルをやられるのもこれが理由。
普通なら言い返されるところが、公務員なら言い返してこないので、叩く方は安
心して叩けるわけです。
〇 運動部経験者ならやっていけると思うが、文化部とか帰宅部とかは、かなりハー
ドルが高いと考えたほうがいいでしょう。
3 経済的に安定してるが、それは「低空飛行」
〇 これから先の日本が貧乏になっていくのは明白です。
〇 税収が減っていく=公務員の給料は上がりません。
〇 給料は上がらないが仕事量は増えていきます。
乱暴に言ってしまえば
「これからは、今までの半分の給料で2倍働け」
なんてことが起こりえます。
【今日の結論】
今のところ、個人的にはおススメしません。
ただし、今はまだ「昭和の亡霊」が幅を利かせているのが実情です。
〇 中の人の世代が変わる
〇 世間の公務員に対する見方が変わる
〇 業界内部の改革が進んでいく
などで、本当に魅力的な業種に生まれ変わる「可能性」はあります。
ワタシが早期退職の道を進んでいるのは、自分の中で
良い点<悪い点
になってしまったからです。決して、嫌いになったからではありません。
今日の話が、就活生の参考になれば嬉しいな・・・。