猫のように生きたい‼

脱公務員したオッサンの、FXとかロードバイクとかの備忘録。

「ドイツ車が売れてアメ車が売れない理由」をスペシャライズドは勉強したほうがいい、絶対。

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自転車がらみの話を少々。

最近の自転車乗りの話題に
スペシャライズドの販売店切り」
というのがある。

今月に入り、
スペシャライズドジャパンが
全国の一部特約店に対し、
「封書1通で一方的に契約解除を通知」
したというもの。

封書の内容として、
1 専売しろ
2 ノルマ以上を達成しろ
3 ウチの基準を満たした設備を置け
4 直売店に近いお前は手を引け
とまあ、まさしく「米帝」そのもの。

県によっては、
スペシャ製品の購入・メンテのために
隣県までいかないといけないという。

かつて、
スペシャ製品は
釣り具でおなじみ「ダイワ精工」が
代理店をしていて、
当時は非常にユーザー本位だったそうな。

それが、
スペシャライズドジャパン」設立後から
米帝プレイが横行しだしたそうで、

先述の「専売」「ノルマ」「設備」など、
それはまあエグかったらしい。

我が家の自転車(コルナゴから愛妻号まで)を
一手にお任せしている「かかりつけ店」も、
そんなスペシャに愛想を尽かして手を引いた店の一つ。

まあ、
スペシャライズドの経営陣は
「なぜ日本で、ドイツ車が売れてアメ車が売れないか」
よく考えたほうがいい。

今回の米帝プレイ、
スペシャライズドジャパンの社員にしてみれば、
苦渋を通り越した辛さだったと思う。

日本人はこんな一方的なことはまずしないし、そもそもできない。
社員さん達の心中お察し申し上げるところである。

しかし、
スペシャライズドって会社、
製品はいいけど、経営陣の顔ぶれはよくわからん。
これはトレック、キャノンデールを含めた
アメリカ企業に共通する(ワタシ的に)。

これが、イタリアメーカーならどうだろう。

イタリア四天王の
コルナゴ」「デローザ」「ピナレロ」「チネリ」
のホームページを見れば、

創業者の理念や経営陣のビジョン等、
各メーカーがどういったモノづくりをしているか、
いわば「情熱」がひしひしと伝わってくる。

ワタシがコルナゴを愛してやまない理由がここにある。

ただ個人的には、
廉価モデルのOEMは止めたほうがいい気はしてる。
世界中に安定供給するなら自社生産したほうがいい、きっと。

クルマの世界で言えば、
なぜ日本でドイツ車が売れるか、
これは、日本市場や日本人の気質を
ドイツメーカーが熱心に研究しているからだ。

「万物に魂が宿る」
八百万の神が住まう国、日本では
よくできた工業製品だけでは物は売れない。

一台一台に人格があり魂が宿る、ということ。

「擬人化大国」日本だし。
愛用品に名前を付け、供養祭までやる国だぞ。
こんな国民性を、スペシャ経営陣は勉強すべき。

・・・・・

とまあ、
怒りに任せて
つらつらと書きなぐってみたが、

スペシャに追従するメーカーは
間違いなく日本から撤退する羽目になると思う。
フォードのようにね。

ちなみにワタシは、
次の愛車は「作り手の情熱」を感じられる
イタ車パナソニック辺りと決めている。

ただ、コロナ禍が収束するまでは
しばらく高みの見物と決めております。

第2のスペシャが出ないことを、
祈る次第です。